斎藤のブログ

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ジョジョの奇妙な冒険 5-7部を読み終わって

こんにちは、斎藤です。

 

ジョジョはとても長い作品で、現在は8部作目がジョジョリオンという形で連載されています。

とはいえこの作品、実は6部の時点で世界が終わっています。7部からはパラレルワールドという設定になっています。なので7部以降は見知った名前がよく出てきたりします。

そんな設定は関係ないですが、とりあえず表題通り7部のSteel Ball Runまで読み終わりました。なのでそれまでの感想を振り返りつつ、まだジョジョを見てない人に興味を持ってもらえればなと思います。

 

※ちなみに1部から4部はアニメのみ。5部の前半はアニメ、後半と6,7部は原作で読みました。

 

1部:ファントムブラッド

ジョジョの原点です。今のジャンプを見れば考えられない絵柄で打ち切りになりそうな漫画だったらしいですけど、アニメは一切そんな雰囲気はなかったですね。当時じゃないので。

ジョースター家とディオ、スピードワゴンやツェペリおじさんが出てくる部になります。この4人が後の作品に結構関係してたりします。

個人的な感想は作者が謳う通りの人間賛歌なストーリーで、正義や悪とかではなく主人公のジョナサンとディオの二人が魂をぶつけ合う部になってます。あんまろ評価は高くないけど、長期漫画の初期なんてそんなものです。後々に面白くなってくるので、短期的な面白さよりもジョジョを知るための足掛かりとしてはいいと思います。

 

2部:戦闘潮流

おちゃらけなジョセフが裸のおじさん達3人と戦います。ドイツの科学が世界一だったり、野原ひろしが盛大に泣き出す部になります。

ちなみにこの部ではおそらく8部を除いてディオが関係なかったりします。

なんやかんや一人の力で最後まで戦うのはこの2部ぐらいかなと思います。シーザー・ツェペリという少年やリサリサという女性もいますが、仲間といえる仲間はシーザーぐらいで、シーザーもあんまり活躍してなかったと思います。

ジョセフの特徴は戦闘センスが一番あるかはわかりませんが、戦闘での機転がジョースター一族の中でトップぐらいにあるんじゃないかと思われます。アクション多めの2部って感じですかね。まぁまぁ好きです。

 

3部:スターダストクルセイダーズ

やっとスタンドが出てきます。ちなみに一番有名で人気がある部だと思います。ちなみにジャンプスーパースターズで出てくる承太郎はこの部の主人公です。

スタンド名がタロットなのはこの部ぐらいでしょうけど、それ故にシンプルで名前で能力が分かりやすかったりします。

なんで人気かに関してはわかりませんけど、結構長いのとやっぱりスタンドというジョジョを象徴とする設定が生まれたこと、仲間を連れて日本からディオが待つエジプトに向かう旅形式の作品であること。まぁ、中身がかなり濃くて仲間との死別も多く、それぞれのキャラが活躍してることが人気の理由かもしれません。アニメが始まる前のジョジョは漫画のみで最近の子供に普及されなく、大多数のジョジョ好きが3部世代ということもあるかもしれないですけど。

まぁ、人気の部なので語ることは少ないですけど、ジョースターvsディオの戦いはひとまず終わります。承太郎とディオという二人の人気もすごいですよね。ロードローラーのことを知っててもジョジョについて詳しくなかった人もいると思います。アルティメットスターズは楽しかったですね

 

4部:ダイヤモンドは砕けない

キラークイーン』!…とわたしはこいつを名付けて呼んでいる

4部は吉良吉影でできてます。一応岸部露伴もいます。

4部はコミカルな部で、割とほんわかしてます。基本が平和なので他の部よりはゆるーい感じですけど、日常の中の非日常って感じです。

言っちゃ悪いですけど、4部は吉良吉影絡みがすごくいい分、他の話が他の部より劣ると思ってます。あんまり派手じゃないので。

とはいえ吉良吉影関連はまさしくジョジョだなと。忙しい人が見るジョジョを作るなら吉良吉影関連で埋まるかなと。吉良贔屓です。

ちなみに4部で出てくるスタンド名「レッドホットチリペッパー」と「キラークイーン」は洋楽関係の名前で、前者はバンド名、後者はQueenの楽曲です。両バンドとも億のお気に入りなので聞いてみてください。

 

5部:黄金の風

昔はキングクリムゾンとは何ぞやと思ってた中坊時代でしたが、最近になってようやく理解しました。ジョジョのスタンドのことなんだと。正確には能力ですけど。

おしゃれな部だと思ってます。婦女子人気がすごいらしいし、なぜかワザップが流行してしまった部です。ニコニコが火付け役。

3部と同じ感じです。仲間たちがそれぞれ活躍して一緒に旅をします。

各キャラがかっこよくて、敵のスタンドもかっこよかったりします。

主人公のジョルノの能力が便利だよなーって思いつつ、ジョルノはあんまり戦ってないのが特徴ですかね。最強のスタンド使いですけど。

普通に面白いです。安定して面白いです。でも個人的には後ろの2つが好きなんですよね。

 

6部:ストーンオーシャン

初の女性主人公です。名前は空条徐倫。やっぱりジョジョです。

アニメはやってないんで読みたい方は漫画を買って読むしかないんですけど、僕が一番好きな部であるのでお勧めです。

ジョジョの慣例として人気になるのはたいていラスボスだったりしますが、この6部でもラスボスが人気ですね。しかも最初から正体が出てて悪い奴。

ジョジョは偶数の部は箱庭ものらしく、限られた空間でストーリーが進みます。2部は微妙ですけど、4部は街、6部は監獄ですね。

主人公の成長もそうですが、またジョースターvsディオの構図が出てきたのも高評価ですね。ディオ側は残党ですけどかなり凶悪なスタンド使いだと思ってます。神父さん。

主人公の能力は地味ですが、これまで通り仲間が結構活躍します。ていうかあんまり戦ってないと思う。とどめも徐倫じゃないし。

とはいえ心に来るものが多い部でした。一番感情が強い部かなと思います。いろいろあった部ですね。終わり方は賛否がありますが、終わったなーって終わり方でした。

ちなみにラスボスはお馬さんです。7部はお馬さんがレースします。この頃の作者は馬がブームだったんじゃないですかね。メイドインヘブン

 

7部:Steel Ball Run

タイトルは作品内のレース名です。お馬さんに乗ってアメリカ横断をします。

奇数の部なので旅をしながら成長していきます。特に久しぶりにツェペリの名前を聞く部になります。

正直この感想も7部に関しては長く書くよりも

「いい旅だった」

で終わらせたいんですけど、もう少しだけ。

主人公チームは2人だけです。最初読んだときは主人公が別の人だと思ってました。誰もがそうだと思います。名前がないとわかんない稚内

ちなみにこの7部はみんな欲深いキャラクターばっかりです。主人公は欲で戦ってますし、相方も欲だし、ラスボスも欲です。ジョースター家の正義の心なんてあるのかわかりませんけど、でもいい旅だったという感想で終わりたいほど読み終えた時の清々しさは保証します。夏の部活終わりの夕方の帰り道の気持ちってわかります?汗を拭き着替えて疲れた体で夕日に向かって帰路につくんですけど、その時って

「一日が終わったな~ふぅ~」

って感じで、和むとは違うんですけど、夏の暑さも湿気も部活の疲れもその夕暮れの気温と景色で吹き飛ぶんですよね。そんな感じになりました。

7部に関しては今一番新しいジョジョの文庫版になってますし、なんか専用のケースに入って売られててたらインテリア気分で買ってもいいと思います。もちろん中身も読んでください。うーん、一番好きな部は6部か7部か迷いますね。

 

 

以上、1~7部の感想みたいなものでした。

ちなみに8部はジョジョリオンという形で現在進行中で連載されています。

最近本屋に行って1巻だけ買いましたが、まだ読んでいません。でもこれから最新刊まで買って読むことになるとは思います。

 

本はいいものです。漫画村が閉鎖になり電子書籍の売り上げが上がったそうですけど、紙が好きな僕は電子書籍の売り上げが上がってもどうでもよく、町の本屋さんが消えなければそれでいいと思ってます。なので紙の本が売れるようになればいいなと思いつつ、今の電子化やネット化の時代には難しいのかなと。在庫の関係とか入手の難易度とかもありますからね。かさばりますし。

なので僕は将来金を増やしたら書斎がある家が欲しいですね。実家暮らしも良いものですけど、音楽を聴きながら読書に集中できる部屋を欲しいです。壁一面の本とかね。

そんなに本があっても読みませんけど、少なくとも電子書籍リーダーを片手に本を読んでも、なんか本を読むというよりはデータを閲覧してるようにしか思えないですよね。

とはいえ最近利用してるマガポケというアプリで読んでた作品もありますが、それも立派な漫画ではありました。今後はどうなるかわかんないですね。最近まとめ買いで1万以上使いましたが