斎藤のブログ

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映画の感想 サイレン 〜FORBIDDEN SIREN〜

 僕が小学生のころ、「恐怖の館」や「ウォーリーを探さないで」などの怖いサイトを検索するのが流行っていました。子供ならではの好奇心や一人で見れた自慢がしたかったのだと思います。ちなみに僕は怖くて見れませんでした。

 

 今日のインターネットでは下水溝の中からピエロが出てきて少年にアドバイスを与える動画が人気でありますし、ドナルドは子供たちにハンバーガーをプレゼントしてくれますから、日本ではピエロはそこまで怖くないものですが、外国だとそうではなく、ピエロは子供のころから恐怖の象徴として表現されているので、マクドナルドがアメリカにあろうと、ピエロというものは怖いものということになっています。日本のサムライやニンジャが海外では別のとらえられ方をされているように、ペニーワイズも面白おじさんに成り果てるというわけです。本当、最初が肝心ですね。

 

 そんな話はさておき、僕はビックリドッキリ系は好きではありませんが、ニコニコでホラー淫夢を指の間から見るように、怖いものは怖いけど見たいという好奇心があります。今回この「サイレン 〜FORBIDDEN SIREN〜」をゲオで借りたのもそんな好奇心からです。

 

 僕がサイレンについて知っていた事前知識は

 

・ホラーゲームが原作

 

ただこれだけでした。むしろこれがよかったのかもしれません。

 

 

サイレン 〜FORBIDDEN SIREN

 

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サイレン 〜FORBIDDEN SIREN〜 - Wikipedia

 

 映画の話をまとめると

 

・主人公が病気だった

 

これで説明は事足ります。

ブコメ映画の宣伝でよく見る「愛と感動の青春ラブストーリー」

洋画の「全世界が感動した」みたいな言葉をつけるとしたら、

 

「原作ファンが失望した」

 

 感じでしょうか。漫画原作の実写化ではよくある原作無視のオリジナル設定もりもりではよくある現象ですが、この映画もそうだったようです。

 

 原作は閉鎖された田舎町で宗教的な儀式が執り行われており、そこに迷い込んだ主人公達が怪異に見舞われるといった設定でした。この「サイレン」の名はゲーム内にける本作のボスであるとある神様の鳴き声がサイレンの音に似ており、それによって怪異が発生することが由来になってます。

 

 本映画におけるサイレンは・・・まぁ、そんな原作の設定とは全く関係なく、単純に精神病患者だけが聞こえる幻聴だけで済まされていました。うーん。

 初見の僕でしたが、とりあえず観賞後は頭上ではてなマークが飛び交っている感じで、疑問が多く残っていました。

 

 たとえば、ミステリー好きにとって伏線というものはとても大事なものであります。「こいつはあの時こんなことを言っていたな」だとか、「このシーン、ちょっとおかしくないか?」みたいな痕跡や違和感ですね。

 

 ただ、伏線というものは回収してから伏線というものになります。回収しない伏線は路傍の石です。映画には全く必要がありません。映画は尺の中と終わった後に楽しむものだからね。

 

 この映画の中には時間軸が存在します。過去と現在です。サイレンという作品は不老不死という設定が存在し、屍人というものになった人間は不老不死になるとされています。原作では神を食らった者。映画では人魚を食らった者ですね。

 

 劇中において、主人公はあるものを発見します。過去の住人の写真です。過去の住人の写真は現在の住人の姿と変化しておらず、つまり不老不死といった設定の住人となります。

 

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 このシーンですね。

 ここで主人公は人々が屍人だと思い込むんですけど、そもそもこの写真すべて妄想ととらえてしまえばいいんですけど、実際過去の事件でこの島の住人は全員消えたんですよね。これがわからない。

 

 過去の事件で住人がすべて消えたのに、現在は生きている。これは精神病の妄想とは全く関係がなかったりします。主人公の主観で映画内の設定は変えることが出来ないという話です。

 

過去の事件(住民喪失)→現在(なぜか住民がいる)

 

 この説明が全くなされていないのは本当に謎ですね。

 

 これだけじゃなく、犬はどこへ行ったのかとか、お父さんは誰に襲われたのかとか、赤い服の少女は誰だったのかとか、ホームレスみたいな男は誰に襲われたのかとか、鉄塔になぜ近づいてはいけないのかとか、そもそもサイレンが聞こえるのは精神病患者だけなのに、なぜ住民はサイレンのことを知っているのか。そして、高さ20m以上もある鉄塔から落ちてなぜ無事だったのかなど、よくわからないことばかりでしたが、少なくともいえることは、クソ映画だったなと。

 

 まぁ、暇ならば見てもいいのかもしれません。